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コロナ日記

2022年7月にコロナにかかり回復するまでを日記にしました。コロナに感染した方の参考になればと思います。 たまたま自分はホームページを持っていますのでこの経験をアップすることにしました。

発症日 土曜日 

高熱? 喉痛 食欲なし 
抗原検査キットにて陰性

朝8時ごろ起床して体の芯からの熱さを感じて、体が重い、頭痛?があるなと、 この日は真夏日、これは熱中症かと見事に勘違いして首や脇の下などを保冷剤で冷やすと、 これがなかなか快適で気持ちが良く勘違いは勘違いのままになる・・・。 夕方になるにつれて段々と喉の痛みがギリギリと増して、 飲み物ですら飲み込む時に痛く感じるようになる。 私は喉が弱く乾燥の時期になると、すぐにこの症状が現れるのだ。 今日はクーラーをつけっぱなしで昼寝したからだと、ここでもまだ勘違い。 それでもさすがにネットでコロナの初期症状を調べ始めると大体自分の症状と合っている。 「・・・・・。」 同居人から促されたのもあり、簡易キットで抗原検査を行う。 手持ちのキットはペンのようなものでそのペンの先にスポンジがついていてそれに唾液を染み込ませてキャップをするとペンの本体に線が浮かび上がる仕組みだ。 説明書通りにペンの先を2分かけてじっくりと舌の上を撫でたり舌の下に入れて唾液を染み込ませて、「 よしっ」という思いでキャップをすると1〜2分で陰性の線が浮かび上がった。 更に説明書通りに15分待つが線は陰性のままで、やはりコロナではないという勘違いにさらなる自信を付けてしまう。 私は自信家なのだ。後にコロナと判明するのでこの時の検査キットの結果は謎です…。 夜は普段以上に早く寝付くことができたが、結局は喉の痛みで何度も起きては、うがいを繰り返す、喉の痛みは激痛に変わり果てていた。

検査キット陰性

自宅療養1日目 日曜日 

熱なし、喉激痛 食欲あり 
PCR検査受ける

朝起きると体の熱さや重さは全くなく、清々しいくらいだったけれど喉の痛みだけはさらに増しているように思う・・・。 本日は日曜で休みなので用事があり、出かける準備をして自転車を漕ぎ出したが、喉の痛みが気になり用事をキャンセルし家に戻ることにした。 日曜でも対応可能の病院に電話してすぐにそちらに向かった。 この時でも自分はコロナでは無いので喉の抗生物質さえもらえれば大丈夫と思い込んでいる幸せ者である。 ここで用事をキャンセルする判断をした私はお見事である。自信家である。 病院に着くと意外と空いていてすぐに対応してくれた。 喉の症状を話すと耳鼻咽喉科ではなく隔離された内科に回されて「だから、コロナじゃなっいてば・・。」と思いながら渋々診察を受けると当たり前のようにPCRを受けて結果が出るまで自宅療養・・・・。 結果は月曜の夕方までかかるとのこと。 真っ直ぐ帰るようにと言われそのまま帰宅・・・。 薬は痛み止め5回分と抗生物質4日分・・・。 お昼から薬を飲むがもちろん全く効かず、喉は激痛のまま。 夜は毎度のことで喉の痛みで何度も起きる、涙ぐむくらい痛いのである。薬を飲むのだって痛いのである。

自宅療養2日目 月曜 

微熱 喉激痛 食欲あり 
PCR検査陽性 同居人感染

月曜日なので職場に連絡し検査結果待ちを告げて仕事はお休みする。 陰性の連絡が来たら明日も念の為休んで明後日から出社かな、 などと能天気な思いで午前中を過ごす。 昼を過ぎても変わらない喉の激痛。その上、出社していった同居人から連絡があり、 高熱で早退するとのこと、3日目にしてついにコロナの足音を聞く。 足音というかすぐ横に存在を感じる。もうほんとすぐ近くにいる・・・。 そしてついに、夕方保健所から電話が入る。 あまりにも無駄な前置きが長い電話だったのでやっぱり陽性ではなかったのかと思ったら、 陽性・・・・。結論までが長い電話だった。 あれやこれやの説明を冷静に聞くが内心はバクバク「これがコロナか。これがコロナなのか」と。 同居人も職場を早退し病院にて現在の私の状況からPCRを受けることなくコロナの診断を受ける結果となってしまった。 同居人も同じウイルスの可能性が高いことから部屋を分けたり隔離することは必要ないと相談センターにて話を聞いた。 しばらく二人とも自宅を出ることもできず、薬や食べ物や飲み物が尽きたらどうなるのだろうかと大きな不安を噛み締めながら3日目にして正式にコロナの名乗りを上げることになった。 合戦の始まりの角笛が、聞こえた。 職場に連絡し10日間の自宅療養を告げる。 この日同居人が職場から貰ってきた大量の唐揚げがこれからの食生活を助けてくれることになる。同居人は高熱が出ている中この大量の唐揚げを持ちながら病院にも寄ってきたそうだ。コロナの診察を受ける際にこれだけの大量の唐揚げを持ち込む人間が来たら私が医者なら不気味に思う。ただもう一度いうがこの唐揚げが我々の食生活を支えてくれたのだ。 このタイミングでネットでお茶500ml24本と栄養系のゼリー飲料12個とのど飴1袋をポチる。 お茶のカテキンが喉にいいとネットで見たのと、栄養系ゼリーは薬が効かないので自分の身体で治さなければならないし当然栄養は必須と考えたからだ。 寝ても喉の痛みで何度も起きるので早く朝が来て欲しいと祈りながら横になる。 喉の痛みはますます増し、左耳の奥まで痛みが走り、何かを飲み込むときは左耳の耳たぶを引っ張ると痛みの気が紛れた。 紛れさすことが紛れさせてくれたのだ。

自宅療養3日目 火曜 

微熱 喉激痛 食欲あり 
同居人高熱で食欲なし

朝起きると喉の痛みは変わらず激痛で本当にコロナは薬が効かないということを実感する。 右耳にも若干痛みが走るようになってきた。 4日目にしてコロナの恐怖と外に出れないという孤独を体感する。 私の場合は喉の痛みが酷く食事や話すのが困難というだけで1日目を除き食欲も一貫してあり、 油物の唐揚げですら平気で食べることができた。 飲み込むタイミングには激痛が走るので「飲み込むぞ!」と意気込んで一回一回飲み込むのである。 私はこの日を「魔の4日目」と呼ぶ、なぜなら食材も少なくなり外にも出れずテレビはつまらない、 このようなストレスが極限状態になり本当に治るのだろうかという不安を押し上げてくる。 なぜならここまで症状は全く良くなっていないのだ。 この日の夜から食後に歯磨きを心がけるようになる、喉の奥の菌に何かしらの影響があるのかもしれないからだ、 口の中を清潔に保つことは大事なのかもしれない。 歯磨き後はほんの少しだが口内がスッキリして心地よく感じた。 そしてもう一つ寝るときに小さな保冷剤をハンドタオルで包み左耳の耳たぶの裏を冷やしながら寝るようにした。

自宅療養4日目 水曜 

微熱 喉激痛 食欲あり 
同居人微熱で食欲ややあり味覚なし

夜中痛みで何度か起きたが、今までに比べてぐっすりと寝れた。 そしてほんの少しだが喉の痛みが和らいでいるように思えた。 今まで何度も少し良くなったかもと思うタイミングはあった。 だがそれらは全て自分が良くなっていると思い込みたいから生まれる思いこみでしかなかったのだが。 本当に、本当に少しなのだが良くなっているように思えた。 この日から食べ物の在庫が不安になる。自宅療養10日間を折り返しただけで症状の改善は未だ見込めていないのだ。 10日間の隔離はあくまでも症状を改善することができた猛者達に許された権利なのだ。 10日間を超えても症状が治らなければ自宅療養からの脱出とはならないのだ。 ということでネットにて栄養ゼリーと栄養ドリンクをポチる。 さらに、我が家の近くのスーパーが大手ネットショップと提携していてスーパーの買い物がネットでできて当日中にお届けをしてくれるというサービスを使い、 この日の夜には牛乳やフルーツやヨーグルト、飲み物にお弁当までが届いた390円の送料はかかったがこの送料はそもそも安いし、 我々からしたら新鮮なものを届けてくれるというサービスは涙が出るほど嬉しかった。 この夜食べた645円カットステーキ弁当のことは決して忘れることはないだろう。 最高だった。命を頂くということは命を育む義務があるのだ 同居人は続いていた高熱の38度代が終わり急激に36度代に突入し、食欲の復活と共に朝から味覚がなくなる・・・。 寝る前に気づいたのだが私の方は喉の痛みが引いてきている。確実に引いてきているのだ。 今夜も保冷剤を耳に添えて眠る。

自宅療養5日目 木曜

微熱 喉やや違和感 食欲あり 
同居人微熱で味覚ややあり?

朝起きてすぐ気づいたのだが喉が痛くない・・・。勘違いではない。違和感はあるが・・・。 朝食を食べて喉の痛みが激減しているのを確かめ、食後薬を飲む。このタイミングで処方された薬がちょうど終わった。 薬が効いていたということなのだろうか、処方されたスケジュール通りに痛みがなくなった。 あれほど薬が効かないと思っていたのだが・・・・。ただ微熱だけは治らない、測ると37.1度。 平熱が高くなったのだろうかと思うほど37度前半の微熱が当たり前になってしまった。 この日から日中にやることを模索できる余裕ができてくる。動画を見たりという程度なのだが。 食事に関しては今まで唐揚げを食べても大丈夫だったのに晩御飯に食べた冷凍餃子は少し気分が悪くなった。

自宅療養 6日目 金曜 

微熱 喉ほんの少し違和感 食欲あり 
同居人熱なし味覚だいぶ戻りつつある

朝起きて喉が渇いていたせいか、若干の違和感を感じるが痛みというほどではない。 食事をしても痛みは感じない。症状としては微熱だけ。 今のところ最高で37.1度で低いときは36.8度であるこれを行ったり来たりしているのだ。 処方された薬はもう尽きているので押さえとして葛根湯を続けて飲んでいるだけである。 自分としては栄養補給の一環として飲んでいるわけである。 同居人は微熱すらなく、たまに咳き込む程度であるが味覚に関してはまだ少し自信がないようである。 6日目にして二人とも急激に症状の改善が始まった。楽園への入り口に辿り着いたのだ。そこはワイキキだったのだ。

自宅療養 7日目 土曜 

熱なし痛みなし 食欲あり 
同居人熱なし味覚あり

同居人と共に熱も症状も全く感じない状態になる。 ただ笑ったり長く話していると喉が疲れるというか少しピリッとするような気がするが、久しぶりに笑ったり話したりしているせいかもしれない。 この日午前中に段ボール一箱にカップうどんやパンやご飯や栄養ゼリー、レトルトカレーなどの入った荷物が届く。 コロナの診断を受けたときに書いた紙に配給サービスを希望にチェックマークを入れた記憶が微かにあるのだが・・・。 確認のためコロナの相談センターに連絡をとりその確証を得てからありがたくいただくことにした。ありがたいサービスである。 この配給は完全な無料だった。無料ほど怖いものはないのでしっかりと確認させて頂いた。 後は自宅療養の期日が過ぎるのを待つだけていうところまで来た日である。

自宅療養 8日目 日曜 

歯茎痛 ほんの少し咳 
同居人 ほんの少し咳

相変わらずの無症状だがここでびっくりすることが起こる。 毎食後の歯磨きをやり過ぎてしまって奥歯の奥の歯茎が切れてしまい赤く腫れ上がってしまった。 このせいでまた食事が取りづらくなる。夜寝るときもジンジンと痛く、この日の夜また保冷剤で頬の下あたりを冷やしながら寝ることになる。

自宅療養 9日目 月曜日 

無症状 
同居人無症状

歯茎の痛みも治まり気になる症状は全くない。 ここまでくると外に出たくなる。だが何がしたいわけでもないのただひたすらに外にでたい・・・・。

自宅療養 10日目 火曜日 

最終日 無症状 
同居人無症状

いよいよ最終日なのだが、このまま出歩いて大丈夫なのかと不安は感じる。 そして外に出たら出たでコロナに対する不安が当然ある。ものを触ることや満員電車で密集することが怖い・・。 会社から送られてきた検査キットで再度陰性を確認し翌日出社となる

コロナに感染して知ったこと 

私は医療関係者ではないのであくまでも私が保健所の方に聞いた時の答えになります。 ありきたりなものは調べることができると思いますので特殊なケースを紹介してみます。

●感染後のワクチン接種がすぐの場合

私の3回目のワクチンの予約日は自宅療養後の3日後だったのだが、 療養後にすぐに打って大丈夫なのかと保健所の方に聞いたところ、 感染後3ヶ月は抗体があるのでワクチン接種の意味が低くなるらしく私の場合はキャンセルすることになった。 ただお医者さんによっては打つ場合もあるらしいです。 予約をキャンセルせずに打つ際にお医者さんに感染の有無を伝えると現場のお医者さんの個々の判断で打つことがあるようです。 つまりコロナに対する考え方は個々の医師によってまだまだまとまっていないのが現状のようです。

●同居人と自宅療養期間がズレている場合

私の場合同居人が2日遅れで発症しているので私が自宅療養を終えて仕事に復帰してからもまだ2日間同居人は自宅療養なのである。 この場合この2日間でまた私が同居人から感染するということはないらしい当然同じウイルスなので、 それに対する抗体を持っているので、自宅内で隔離等も必要ないそうです。

●同居人と共に感染した場合、マスクや隔離は必要か

喉の乾燥防止にマスクは必要ではあるが、同じウイルスに感染した場合は基本的にマスクは不要で特に隔離することに意味はないらしいです。

●同居人と症状は一緒か

タイミング的にも同じウイルスに感染したのはほぼ間違いないのだが、症状に関しては全く違いました。 私は喉の激痛でしたが同居人は高熱でした。保健所の方にも伺いましたが人により症状は全くちがうとのことでした。

●お買い物はインターネット

私は近所の大手スーパーのオンラインショップがかなり便利でした。 午前中に頼ば夕方には商品が届きました。基本的に外には出れなので食料が尽きたら大変なことになります。

●食糧の配給サービス

市や県や都が行う無償の配給サービスがあります。 私の場合はPCR検査を受けた際に記入する用紙の中で陽性だった場合に配給を希望するの方にチェックマークを入れたのですが。 自宅療養7日目に大きな段ボールで荷物が届き大量の食糧が無償で入っていました。 中身はレトルトカレー、レトルトハヤシライス、カップうどん、レトルトおかゆ、レトルトご飯、パン各種、栄養ゼリー、お茶のパック、野菜ジュース、クッキー、ティッシュ、トイレットペーパーなどなど

配給の段ボール

●自宅療養中に意識していたこと

コロナに対する薬がないことから、自分自身で治さなければならないと考え、 栄養は常にフルパワーでいられるように食事とは別に栄養ゼリーや栄養ドリンクを欠かさずにしていました。

最後に 

コロナにかかり知ったことは思っていたよりも症状が辛いということです。本当に治るのかと不安にもなります。 これを読んで少しでも感染してしまった方の参考になればと思います。